京都庭園研修2日目 内容  / 志水

琵琶湖の朝日からスタートしました、

京都庭園研修2日目の内容です。

朝1番に向かったのは旧竹林院。時間の都合上、中には入れず、周辺の石積みを視察しました。

ここでは大津の石工集団「穴太衆」(あのうしゅう)が手がけた「穴太積」(あのうづみ)と呼ばれる石垣が見れます。裏の見えない所が大事だそうで、作っている現場を見てみたいものです。

京都御所に入りました。高い塀に5本の線。これは格式の高さを表しており3本、4本、5本の順だそうです。線の意味なんて言われなければ考えもしませんでした。

京都迎賓館の入り口です。

中から見える池には、年中緑だという根引草が植えられています。

ここは庭というより建築や装飾、工芸品に目がいきました。日本の伝統工芸が集結しているだけあって、細部までこだわられており、こんな技術があるんだこんな美があるんだと、圧倒されっぱなしでした。写真を載せて説明していたらキリがありません。

最後は仙洞御所です。後水尾上皇のために造られた御所で、回遊式庭園となっています。

ここは何といっても剪定がとても美しいと感じました。枝先は触らずに、伸び過ぎた枝を手前の方で剪る切り返し剪定が行われています。スッキリとした印象で、特に低木はその枝ぶりが美しく感動ものです。写真だと分かりにくいのが残念です。

もちろん庭の造りも美しいです。有名な洲浜は10-15cmの石が敷き詰められているエリアで、その数なんと約11万個だそうです。

名前を忘れてしまったのですが、変わった竹垣も見ました。石から垣根から剪定方法から、本当に色々あるのだなぁ、こりゃ勉強してもしても足りない、ちょっともうちょっと勉強しよう、そう思わせてもらった2日間でした。